APC装置(自動パレット交換装置)とは?APCに関するQ&A

目次

下記の目次のタイトルをクリックしてください。

[1] APC(自動パレット交換装置)とは?

[2] APCにはどんなタイプがあるの?

[3] APCとAWCの違いは?

[4] APCのパレット搬入出方法は?

[5] APCのパレットサイズに規格はありますか?

[6] APC装置にワークサイズや積載重量の制限がありますか?

[7] エッジロケータとは?

[1] APC(自動パレット交換装置)とは?

工作機械のAPC装置とは、自動パレット交換装置(Automatic Pallet Changer)のことで、頭文字をとって略称APCと呼ばれています。ワークをセッティングしたパレットを加工機本体へ搬入、加工機本体から搬出します。APCの用途は、ワークを加工中に加工機の外で、別のパレット上の加工済ワークの取り外し、未加工ワークのセッティングを行うためです。この機械の外でのワークの取付・取外しを「外段取り」と言い、ワークの加工時間に影響を与えず、加工作業の効率アップにつなげられます。パレット収納数が多いAPCでは、専用の段取りステーションを設けるものもあります。パレットへのワークの取外しは一般的には人手で行われますが、これを自動搬送台車で行う大掛かりなものもあります。他の工作機械周辺装置として前述のATC(自動工具交換装置)、AWC(自動ワーク交換装置)、AAC(自動アタッチメント交換装置)等があります。メーカーによっては、上記APCをAWCと呼んでいる場合もあります。

JISにおけるAPC(自動パレット交換装置)の定義
「マシニングセンタ,ターニングセンタなどの数値制御工作機械において,工作物を自動的に供給・排出し,かつ,正確に位置決めするために,工作物を取り付けたパレットを自動的に交換する装置。

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[2] APCにはどんなタイプがあるの?

デュアルタイプ、シャトルタイプ、ターンタイプ、セパレートタイプ、インデックスタイプ、ラインタイプ、ループタイプ及び立体型など多種多様のAPCタイプがあります。それぞれのタイプはパレットの搬入出方法の違いによって区別され、タイプ名が付けられています。それぞれのタイプにおいて交換時間や、パレットのストック数、所要床面積、配置などに特徴があります。また、同じタイプにおいても駆動源や駆動方法が違うなど分類は多岐にわたります。エイ・テイ・シイ株式会社では、様々なタイプのAPCをラインナップしており、お客様のご要望に合わせて最適なAPC装置をご提案させていただくことが可能です。
弊社の総合カタログではわかりやすくAPCのタイプ別に納入事例を紹介しています。
資料請求・お問い合わせページへ

以下のタイプはこのホームページで納入事例がご覧になれます。
シャトルタイプの納入事例のページへ
インデックスタイプの納入事例のページへ
ループタイプの納入事例のページへ

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[3] APCとAWCの違いは?

APCのPはパレット(Pallet)を、AWCのWはワーク(Workpiece)を意味します。パレット上のワークをパレットと一緒に交換する装置をAPC、ワークを直接交換する装置をAWCとするのが一般的です。従って、その装置を使用目的によって使い分けています。
APC=Automatic Pallet Changer(自動パレット交換装置)
AWC=Automatic Work Changer(自動ワーク交換装置)

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[4] APCのパレット搬入出方法は?

パレットの搬出入方法方法としては水平移動・上下移動のパターンがあります。一般的な搬出入方法としては水平移動が多く、一部に上下動作を行う場合もあります。また、本機テーブルへの搬出入方向も本機によって異なっています。APC搬出入に使用される駆動原としては、重荷重のため油圧が使用される場合もありますが、一部にサーボモーターを使用して停止位置高精度/省エネを狙ったAPC装置もあります。

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[5] APCのパレットサイズに規格はありますか?

APCのパレットサイズにはJISやMASで定められているサイズ規格があります。

JIS規格パレットサイズ一覧(JIS B6337:1998)
正方形:□320・□400・□500・□630・□800・□1000・□1250・□1600・□2000[mm]
長方形:320×400・400×500・500×630・630×800・800×1000・1000×1250・1250×1600・1600×2000・2000×2500[mm]

JISやMASではサイズだけでなくねじ穴つきの場合は穴ピッチなど細部にわたって規格が定められています。機械によって長方形、円形もあり各工作機械メーカ独自の特殊パレット仕様もあります。エイ・テイ・シイ株式会社の実績では下記の通りです。
【当社のAPC装置のパレットサイズ別納入実績一覧】
正方形パレット:□400~□2000mm
長方形パレット:1400×1600~2500×4000mm
円形パレットとして:φ800~φ3500mm
大型パレット:7000×1100mm

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[6] APC装置にワークサイズや積載重量の制限がありますか?

一般的な積載荷重として、MAS規格において積載荷重は規定されていますが同じパレットサイズでも機械仕様によって積載荷重はまちまちであることが多いです。

各社の最大積載荷重(弊社調べ)
パレットサイズ□500mmのマシニングセンタ
A社(高速加工仕様):500kg
B社(重切削仕様):800kg
C社(超大型ワーク対応仕様):1000kg

一般的にワーク質量・パレット質量が大きく、重荷重になればなるほど、加工機本体の剛性や駆動部の耐荷重が必要となり、それに比例して搬送速度は遅くなります。弊社における実績としては30,000kg(パレット含む)/面が最大ですが対応できるパレットサイズ・ワーク質量などに関しましては、当社スタッフまでお問い合わせ下さい。お問い合わせページへ

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[7] エッジロケータとは?

マシニングセンタ用パレットの前後、左右方向の位置決め用プレートをエッジロケ―タと言います。このエッジロケ―タが無い場合は、ワークセットのたびに前後、左右方向の芯出し調整が必要となり、この芯出し作業をおろそかにすると加工したワークが不良品になってしまう可能性があります。エッジロケ―タがある場合は、この面をあて基準としてワークをセットすれば毎回、高精度な加工が出来るようになります。(パレット中心からエッジロケ―タまでの寸法許容差は規格で±0.01)加工治具メーカのベースエレメント(1面、2面、4面イケール)のエッジロケ―タ当たり面の直角部は研削、摺り合せ加工により0.01以内の精度に仕上げてあることが多いです。

パレットの概要と主要部の名称

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